オンラインで映画祭を開催するにあたって

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私は映画館で映画を観ることが好きです。
知らない人たちと同じスクリーンを見つめ、一緒に笑ったり泣いたりする不思議な空間だといつも思います。
大きなスクリーンと音響で受ける衝撃や感覚は家で見ることより何倍も体験として刻まれます。
また、映画館で過ごした時間だけでなく、胸を昂らせながら映画館へ向かう道中、映画を観終わって余韻に浸る帰り道も一つの体験となっています。
映画館で映画を観ることによって味わえる特別な体験があります。
ただ、環境によって、映画館に行けない人もたくさんいると思います。その人たちにとってこれらの言葉は暴力的であるとも思っています。手放しで映画館鑑賞をすすめることはしたくありません。

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コロナによって私たちの暮らす世界や生き方は変わってしまいました。
私自身、コロナによって自宅で映画を鑑賞することが増えました。自粛期間のときはどうしても落ち込みがちになりましたが、自宅で観た映画にとても救われました。映画館とはまた違いますが、自宅で見ることも一つの大切な体験だと思います。
京都国際子ども映画祭もいろんな可能性をみんなに伝えていきたいと思っています。
全て体験して感じることを大事にしてほしいと思います。
私たちの新しい試み。人生がより豊かに実りあるものになりますように。