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  • 執筆者の写真キンダーフィルムフェスト きょうと

映画鑑賞ワークショップ『コット、はじまりの夏』レポート

3月31日に、第3回目の実施となる「映画鑑賞ワークショップ」を出町柳にあるミニシアターの出町座さんにて行いました!

今回鑑賞した映画は、アイルランドの田舎町を舞台に、9歳の少女コットのひと夏の出来事を描いた映画『コット、はじまりの夏』です。


映画を鑑賞する前に、出町座の田中さんからこの映画を観るにあたって、「この映画の主人公はあまり喋らないので、ぜひセリフ以外の部分に注目して、登場人物の考えてることや感じたことを色々と想像しながら観てみてください」というアドバイスをいただきました。

この言葉を心に留め、いざシアターの中へ...!

出町座の前で田中さんから説明を受けている鑑賞ワークショップ参加者

田中さんのお話の通り、セリフ以外の要素で色んなことが伝わってくるタイプの映画でしたが、みんな映画の中に引き込まれて集中して観てくれたようでした!


映画を観終わったところで、さっそくみんなで感想をシェアしていきます♪

今回のワークショップでは、アート・コミュニケーターとして対話型鑑賞の実践をしているイ・ヒョグンさんをお招きし、話し合いのファシリテーションをしていただきました。

車座になり感想や意見を交換する参加者の皆さん

まずは、自己紹介も兼ねて映画の印象に残ったシーンなどについて一人ずつ話してもらいました。

そのあとは、疑問に思ったシーンやお気に入りのセリフなど、それぞれのシーンや登場人物に焦点を当てつつ、映画を観て思ったことや感じたことについて深掘りしていきます。

「あのシーンであの人は何を考えてたんだろう...?」

「あのカットはどういう意味だったんだろう...?」

「映画のどこからそう感じたんだろう...?」

…と、それぞれの色んな疑問や感想が飛び交いました!


みんなで感想をシェアしていく中で、映画を観終わってすぐの時とはまた違った印象になった人もいるのではないでしょうか。

今と全然違う時代の、日本と全然違う国で生きている人たちの気持ちについて考える機会はなかなか無いですし、映画を観ることの醍醐味ですね〜


最後は、田中さんに映画の舞台であるアイルランドの歴史的背景と物語との繋がりなどについて解説もしていただいて、今回のワークショップは無事終了。

映画についてじっくりと語り合う充実した時間となりました!

出町座さんの前で参加者、スタッフのみんなで記念撮影

〈参加した子どもたちの感想〉

  • 映画祭や映画ワークショップでみる作品は、いつも自分じゃ絶対辿り着けないものなので今回もほんとに参加出来てよかったです!貴重な経験になりました。

  • とても感動的な映画で、出町座と言う劇場だからこそ味わえた雰囲気や臨場感がありました。友達にもおすすめしたいと思いました。

  • もっと知られていない作品を鑑賞して意見交流をしたいです。



出町座さん、ヒョグンさん、参加してくれた皆さん、ありがとうございました!

今後も映画鑑賞ワークショップは不定期で開催予定です。

次回開催も楽しみにお待ちください!


 

今回ワークショップで鑑賞した映画、『コット、はじまりの夏』は、出町座さんで下記の通り上映があります。友達や家族と一緒に観て、感想を共有してみてくださいね。

 4/26(金)~5/2(木)10:00-(11:40終)

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