前回好評だった映画鑑賞ワークショップの第2弾を、京都市中京区にある「おもちゃ映画ミュージアム」さんにて行いました!
おもちゃ映画ミュージアムさんは、築100年の「織屋建」京町家を改装して、残存率が極めて低い日本の無声映画を発掘、復元し、次世代に残すための活動をされています。
映画誕生に繋がる光学玩具、写真、マジック・ランタン(幻灯機)を展示されており、実際に触れて体験することができます。
※おもちゃ映画ミュージアムさんの公式Twitter参照。
今回は映画の歴史と仕組みについて昔の機械に触りながら体験し、約100年前の映画フィルムを鑑賞。また自分たちでアニメーション作ってみることにしました。
まず、おもちゃ映画ミュージアムの代表をされている太田米男さんから、映画の歴史、昔の映写機の紹介、フィルムの原理などについてお話しをしていただきました。
その後、おもちゃ映画ミュージアムの館内を見学し、実際に光学玩具や映写機を触って体験。みんな目を丸くして、映画の原理について学んでいました。
そして「怒涛のおもちゃ映画特集」という国産動画をみんなで鑑賞。セリフはなく、効果音や伴奏だけがついたアニメーションで、初めて見る昔のアニメーションにみんな釘付けになって見つめていました。
映画鑑賞のあとは太田さんからアニメーションの玩具(ソーマトロープ、ゾーイトロープ)について説明いただき、自分たちで実際に作ってみることに!
人物や動物、風景などさまざまな作品を作ってくれる子もいれば、映画祭のオープニングタイトルで流せるような作品を作ってくれる子もいました。
自分でイメージして絵を描いて映像を作るということは、大人でもなかなか難しいと感じますが、子どもたちの発想は尽きることなく、悩みながらも集中して楽しんで作品を作っていました。
映画の歴史や仕組みを知った上で映画を見ること、そのうえで自ら映像を作ることはとても楽しい経験になったのだと、感想からもうかがえます。
<参加した子どもたちの感想>
・とてもたのしかった!手回しのフィルムなどの音声がないものや、アニメーションの歴史 を知れて、とても勉強になり楽しかった
・昔はどういう風に映画をながしていたのかということやアニメーションの始まりのものを作れて楽しかったです!
・昔のアニメーションだからできることがわかり、本物の映写機に触れることができるなど、幅広い年齢の人が参加できてよかったです。楽しく、ちょっとしたアニメーションを作れたのがよかったです。
・今ある映像の最初はなんだったのかとても気になりました。映画の内容はよくわからなかったけど、その映像は今見ても分かる作品だと感じました。
作った作品を子どもたちで見せ合い、他の人の作品を褒めたり参考にしたりと交流も広がっていました。
また、子どもたちの生まれるはるか昔の古いフィルムを上映したにも関わらず、そのワンシーンを映像にして、自分なりにリメイクをしていく創造の場となっていました。
映画の鑑賞・作成・交流と、てんこ盛りの内容を実現できたのもおもちゃ映画ミュージアムさんのおかげです。
おもちゃ映画ミュージアムさん、お忙しい中ご協力いただき、ありがとうございました!
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